チャンピックス(禁煙治療薬)個人輸入代行・通販

喫煙による恐ろしい健康被害をご紹介。なぜ禁煙しないといけないのか。禁煙治療薬チャンピックス(バレニクリン)とブプロンSR(ブプロピオン)の通販サイトのご紹介

タバコと病気

      2016/07/27

タバコと病気

タバコの成分を分析すると、200種類以上の化学物質が証明できます。その中に多数の発ガン物質が含まれています。
タバコを吸っている人だけが吸い込むだけなら許すこともできます。残念ながら吐き出された煙の中の方が毒性が強くなっているのです。つまり喫煙は公害をまき散らしていることなのです。自動車の排気ガス、工場の煙に苦情をいっている人の中にタバコを吸っている人はいませんか。タバコは自分の最も親しい人々を傷つけているのです。愛する人を、我が子を、そして職場の仲間を!
ヒトラーによる毒ガス殺人はあまりにも有名です。そのガスは効果を直後に示すため誰の目にも因果関係が明確だからです。ある人がヒトラーによる毒ガス殺人とタバコによる死亡とを比較検討しました。ホロコーストでは1時間あたり170名、4年間で600万人であり、タバコでは1時間あたり1000人にあたり際限なく続きます。タバコの影響はその直後には現れませんが、ホロコーストを大きく上回ることになります。

禁煙治療薬チャンピックスの注文は、こちら→お薬館

タバコは自分に害を与えているだけでなく、他人に対しても健康を傷つけていることを強く認識するべきです。団地のベランダに小さな光があちこちで見られるようです。このホタル族は悲しくもありますが、タバコを吸う人のなかでは人への思いやりの残った良識派のほうかもしれません。

タバコによる害が証明されている病気を挙げてみましょう。
ガン
虚血性心疾患ー心筋梗塞、狭心症
呼吸器疾患ー慢性気管支炎、気管支ぜんそく、肺気膨
胃、十二指腸潰瘍
赤ちやんへの影響、不妊症
血管障害ー閉塞性動脈硬化症、バージヤー病
糖尿病に伴う血管病変の進行
各々の病気についてはこの章で詳しくふれます。

次にタバコとの関連が強く疑われているが、まだ証明されていない病気を挙げてみましょう。
慢性萎縮性胃炎
肝硬変
脳萎縮
聴力障害
骨粗しょう症
早期閉経
妊娠合併症、周産期死亡
甲状腺腫
他にも多くの病気との関連が疑われていますが、まだ証明されていないだけです。タバコの煙に含まれる有害物質の多さを考えれば当然のことといえるでしょう。これに対して喫煙が発症のリスクを低下させているかもしれない、と示唆されている病気を挙げてみましょう。
パーキンソン病
アルツハイマー病
潰瘍性大腸炎
この三つが挙げられますが、日本では本当の意味でのパーキンソン病は非常に少なく、パーキンソン病に類似したパーキンソン症候群がほとんどです。またアルツハイマー病も非常に少なく、日本では老人性痴呆のほとんどが脳血管性痴呆であり、これはタバコが悪さをしている可能性が充分にあるのです。潰瘍性大腸炎も比較的稀な病気ですが、治療法が確立されており、わざわざタバコを吸う必要はないのです。ニコチンを使った治療法として研究がなされていますが、タバコを使うような愚かなことは考えられてはいません。
健康に関する限りでは、喫煙の利益は何もありません。マーケット、税金など、別の観点からの利益の有無についてはこの記事では触れません。個人での喫煙の損得だけで話を進めています。

ガン

肺ガン

タバコと肺ガンの関係がもっともよく知られていることです。英国での禁煙の推進による肺ガンの低下と、米国での女性の喫煙による肺ガンの増加の2点からも、疫学的にタバコにより肺ガンは引き起こされているということができます。

図12 A.イギリスにおける年齢別の肺ガン死亡率の推移

図12 A.イギリスにおける年齢別の肺ガン死亡率の推移

図12Aに英国での肺ガンの減少を、禁煙によって減少してきた肺ガンの頻度が年齢別で時代の推移に従って示されています。煙突掃除夫に睾丸腫瘍が多かったことから、タールによる発ガンが推測されたのも英国でした。この疫学調査に基づき、兎の耳にコールタールを塗り続けて発ガンを確認したのが日本人でした(山極勝三郎博士)。
英国では1960年代に国家を挙げての禁煙政策をとりました。その成果が図12Aに示されています。禁煙の効果はすぐには出てはきませんので、年代を追っての時間推移の中で明らかになります。年齢別に分析されているのは、喫煙年数の違いで効果の現れ方が異なるからです。図をみれば一目瞭然ですが、若年者から順次肺ガンの死亡率の低下が認められ、長期喫煙者においてすら、死亡率の低下が時間の遅れこそあれ、きちんと効果が出ているのです。

1960年代に禁煙に取り組んだ英国政府は、喫煙率の低下に遅れること10〜15年で若者から順次肺ガンの死亡率が低下してきたことを明らかにしました。禁煙後すぐというわけにはいかないが、禁煙政策で必ず減少することを約束してくれているようなものです。イギリスでは予防医学に重点が置かれ、発病が少ないほど医者の収入が多くなる仕組みで、その逆に日本は出来高制で予防に対しての評価は全くといっていいくらいにないのです。この仕組みの違いが禁煙との取り組みの違いになってきます。

このデータは「日経メディカル」という雑誌の1996年1月号に載ったものです。これを見て禁煙指導をする医師が少しでもいればと思います。呼吸器を専門とする医師ですら、喫煙する医師がたくさんいることからみても、日本ではなかなか前途多難だと思います。
英国の例は禁煙による効果を見たものですが、逆にアメリカの女性の喫煙による肺ガンの増加を見た結果があります。
女性の喫煙率の上昇と肺ガンの増加とのきれいな関係があることから、人を用いたタバコの発ガン実験のデータとして、信頼性が充分にあります。現在、肺ガンとタバコの関連を否定する研究者はいないと思われます。しかし、それを知っていても、タバコがやめられない研究者、医者もたくさんいることも事実です。図12Bにアメリカ女性の肺ガン死亡率を年次推移で示しました。非喫煙者での死亡率には変化かありませんが、喫煙者では急速に死亡率の上昇しているのがよくわかります。

図12B.アメリカ女性の肺ガン死亡率の推移

図12B.アメリカ女性の肺ガン死亡率の推移

 

女性の場合
には乳ガンの肺転移もタバコが促進することが証明されていますので、注意が必要です。
(症状)肺ガンに関わらずガン特異的な症状は何もありません。初期の段階では、自覚した症状からで病気を発見できる可能性はほとんどないといっていいでしょう。それゆえに予防が大切なのです。タバコを吸う人はそれだけで呼吸器の症状(せき、たん、息苦しさ、風邪をひきやすい、など)がありますので、肺ガンになっていても、非喫煙者より自覚症状による発見は困難でしょう。
喫煙指数といって、1日に吸ったタバコの本数と吸った年数を掛け合わせて、その値が600以上となると8人に1人は肺ガンになるといわれています。肺ガンの治る確率は、他の臓器にできたガンと異なり非常に低いものですから、ロシアンルーレットに例えれば、8発のうちの1発に実弾が込められているゲームをしていることになります。このゲームに興じておられる方には、レントゲン検査をお勤めいたします。
また痰によるガン細胞の検査も可能です。症状の出現を待っていると、かなりの進行ガンとなってしまいます。
(診断)結核が全盛をきわめた頃には、市町村で盛んに住民検診としてレントゲン写真が撮られました。肺ガンの検診も同じようにこのレントゲン写真でできます。ただ肺の見つけやすい場所にできていると小さなものでも発見できますが、太い気管支の壁にできたものでは発見が非常に難しくなります。
つまり、肺を本に例えれば、葉っぱの部分にできる腺ガンはレントゲン写真で発見されやすく、木の幹や枝にあたる気管支の壁にできる扁平上皮ガンではレントゲン写真で発見できるのはかなり進行してからでないと不可能なのです。ただし、扁平上皮ガンでは、たんに血液が混じってくることかあり、このたんを集めて、ガン細胞の有無を顕微鏡で検査する喀痰(かくたん)細胞診は有用な検査法です。たんに血液が混じっている場合には迷わずにこの検査を受けましょう。検査を受けることよりもっと大切なことは禁煙なのですが、それが出来ない方が多いためにこうした情報も必要なのだと思います。コンピューターを用いたCT検査の普及により、診断は次第にやさしくなってきています。また胃カメラと同じように細い管を気管支に入れて覗くこともできます。
(治療)ガンの治療には外科療法(つまり悪い部分を切り取ってしまうこと)、化学療法(制ガン剤という強い薬でガン細胞を攻撃するが、ガンに対するだけでなく、身体の全部の細胞を攻撃しているのが現実です)、放射線療法にれに反応するのは限られたタイプのガンのみで、この恩恵に預かる人はごくわずかである)、免疫療法(自然治癒が報告されたり、漢方薬による治療効果、などから苦痛を取り除く目的などで進行ガンなどではよく使用される)の四つがあります。
日本の場合には自分で治療方法を選ぶのはなかなか難しいようです。
(予後)残念ながら予後は非常に悪く、手術も難しい部位であり、術後の苦しみも大きいのが肺ガンの特徴です。「なってから」を考えずに「ならない」ように努力しましょう。つまり、禁煙は予防の最たるものなのです。

咽頭ガン、喉頭ガン、口腔ガン

咽頭ガンのなかで多いのが扁桃ガン、上咽頭ガンです。喉頭ガンは声帯の周辺に出来るガンです。
(症状)異物感があったり、声がかれたりするのが続く場合には、耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。
(診断)簡単に覗いて見ることができますので、検査を恐れる必要はありません。
(治療)場所が特殊であるために、簡単に取り除くという訳にはいきません。声を失うだけでなく、物を飲み食いするのに必要だからです。
(予後)この部位のガンでは発生場所、ガン細胞の種類などで治療も予後も異なります。よく相談して治療方針を決めましょう。
口腔ガンとして最も多いのが舌ガンです。
(症状)舌の辺縁部に多く、しこりとして触れたり、潰瘍を形成したりします。
(診断)舌にしこりを触れる場合には耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。
(治療)肺ガンと同様に四つの治療法はかわりませんが、放射線に有効なものがあります。進行してからでは、術後に食べたり飲んだりしゃべったりするのに障害を残しますので、早くに発見することが重要です。
(予後)大きさにより予後が異なるので早期発見が大切です。

食道ガン

50〜70歳の男性に多い。以前には熱いものを食べる地方に多いといわれたこともありますが、女性での食道ガンの減少に反して男性ではやや増加に向かっていることからも、タバコの影響がうかがわれます。
(症状)物を飲み込みにくくなってからではかなりの進行ガンですし、咳が多くなって気が付いても遅すぎます。胃ガン検診などで発見された場合には治療結果が良好となります。
(診断)バリウムを使ったレントゲン透視検査、胃カメラの際の直接の観察で診断できます。
(治療)手術が中心で、これを助ける目的で化学療法や放射線療法が行われます。
(予後)胃ガンなどと比べると予後は悪いです。

膵臓ガン

膵臓(すいぞう)は沈黙の臓器です。膵臓ガンが初期に発見できることはまずありません。
(症状)初期には全く症状はありません。頑固な腰痛から膵臓ガンが発見できることがあります。
(診断)超音波検査(エコー)、CT(コンピューター断層撮影)、ERCP(胃カメラのようなものを使って膵臓の中の管を映し出してみる)、血管造影(膵臓に行っている血管の走り方の異常を見つけだす)など色々ありますが、診断は難しい臓器です。またこれらの検査で膵臓にガンが見つけだせないくらいの大きさでも、すでによその臓器に飛び火していることが多く、沈黙といわれるのはこれ故です。
(治療)以前よりも治療成績が上がってきたとはいえ、手術の成績は決してよいものではありません。
(予後)ほとんどの場合、不良といっても言い過ぎではないでしょう。

肝臓ガン

肝臓ガンの場合には肝炎のウイルスが特定されてきましたので、発ガンの原因は明らかにされつつあります。タバコはそれをサポートしているといえるでしょう。
(症状)肝臓の病気ではだるさ(倦怠感)、食欲不振などが出現しますが、肝臓は最も予備能力が旺盛のため(10分の1で充分に機能できるといわれている)、これを下回らないと、症状がでないことも多いので自己発見は難しい。
(診断)超音波検査(エコー)、CT(コンピューター断層撮影)などで診断が可能です。肝炎のウイルスを持っている人は検査を受ける必要があります。
(治療)外科手術や、アルコールをガンの中に注射したり、化学療法(全身、局所投与)を行ったりします。
(予後)1ヵ所で発生するのでなく、全体から多数発生してくるので治療がむずかしく、予防が大切です。ウイルスの認められる人で、インターフェロン療法を行うのは、このためです。

胃ガン

胃ガンのみ男女ともに減少の傾向を示しています。脱穀時の混入物、有毒色素の使用などが除かれたために、減少してきているとはいえ、日本では相変わらず胃ガンは諸外国に比べて多いが、最近では肺ガンにトップの座を明け渡すことになってきました。
(症状)ガンに特有の症状は何もありません。胃潰瘍、胃炎などの方が自覚症状は強いでしょう。最近の研究では、ヘリコバクテリアという細菌が潰瘍やガンに関係していると報告されていますが、日本人ではこの細菌を持っている人の数は極めて多く、すぐにこれと関連づけてしまうのは危険があるかもしれません。
(診断)レントゲンを使った胃透視検査、胃カメラ(生検といって、覗きながらガンの疑われる部分を摘み取ってきて、顕微鏡でガン細胞があるかを調べる)などで検査は易しい場所です。
(治療)手術が原則ですが、最近では早期のものでは、お腹を開けずに胃カメラを使ってガンを取り除くこともできるようになってきました。
(予後)ガンのなかでは予後の良いものです。

脳腫瘍

脳腫瘍は、発生する細胞の種類により進展の程度、予後なども大きく異なります。
(症状)脳は頭蓋骨に覆われているため、中に腫瘍が瘤を作れば、頭の中の圧が上がるので、はきけ、頭痛、めまい、しびれ、などの症状が出現します。胃腸症状と似ていることもあるので注意が必要です。
(診断)CT(コンピューター断層撮影)、MRI(核磁気共鳴コンピューター断層撮影)などが発達してきたために急速に診断率が上がりました。
(治療)手術のテクニックも上昇し、ガンマーナイフといって極めて正確に一定の部位に放射線を当てることもできるようになってきました。
(予後)診断、治療ともに急速に発展をとげてはいますが、場所の関係で決して良いとはいえません。

リンパ腫

リンパ腺は全身にあるので、どの部位でも起こり得ます。
悪性リンパ腫は白血病と臓器にできたガンとの間のガンと考えれば理解しやすいです。リンパ腺は免疫機構を司る大切な場所です。
(症状)リンパ腺が腫れることから発見されます。
(診断)リンパ腺を取り、顕微鏡で細胞の悪性度を確認します。
(治療)化学療法、放射線療法が有効である。
(予後)限局している場合には良いが、全身に広がったものでは不良です。

甲状腺腫瘍

チェルノブイリの原子力発電所の事故で有名になった甲状腺の腫瘍です。ヨードとの関連が強く、放射性ヨードでの発ガンはよく知られています。
(症状)甲状腺の腫脹で首が腫れていることで発見されます。
(診断)良性のたちの良いものから悪性度の高いものまで色々な種類があります。超音波検査、CTなどのほかに、祖織を取って細胞の悪性度が有るか否か確認します。
(治療)手術、放射線、化学療法の選択は組織像によって異なります。
(予後)予後も組織像によって異なります。

大腸ガン、直腸ガン

食物との関連が疑われていましたが、家族性に発症する遺伝的なものも明らかになってきました。
(症状)便通異常(便秘、便の太さが以前と比べて細くなる)、便に血液が付着するなどの症状がでてきた場合には進行していることが多いです。
(診断)検便などで目に見えない微量の血液を検出して、バリウムで腸を撮影する(注腸検査)、大腸ファイバー検査で、胃カメラと同じように直接覗いて、異常部位が見つかれば、組織を取って、顕微鏡で確認します。
(治療)手術で治療します。肛門に近い場合には人工肛門などで不自由な生活を余儀なくされます。
(予後)予後は初期のガンでは良好です。

白血病

血液のガンです。大人と子供とでは全く異なるので、ここでは大人について述べることにします。
(症状)貧血、出血傾向(けがや鼻血などで血液が固まらずに止まらない)、発熱などで発見されることが多いです。
(診断)血液検査、骨髄検査によって疑いをもてば筒単に診断できます。
(治療)化学療法に反応しますが、次第に効果がなくなっていくことが多いです。
(予後)進行は早く、大人では予後は悪いです。子供では治療成績が良いです。

その他(胆管ガン、副鼻腔ガン、腎臓ガン)

頻度としては少ないので特にここでは触れませんが、どこの臓器でもタバコによる害が出現する可能性は高いことを覚えておいてほしいものです。
タバコを吸わなければガンが起こらないというわけではなく、タバコによって、これらのガンや白血病などになる確率が非常に高くなるということなのです。どこの臓器にガンが発生してくるかわかりませんので、対策の立てようがありません。人間ドックも一部の頻度の高いガンに対応しているだけですので、早期発見も難しいです。もっともやさしい方法が原因、あるいは誘因(直接ではないが、他の原因に協力してガンを起こしやすくする)として確定されているタバコを絶つことです。直接喫煙だけでなく、間接喫煙もなくしていく必要があります。

心臓に関する病気

心臓が大切な臓器であることを知らない人はいません。ではその大切な心臓への酸素や栄養の補給はどうやって行われているのでしょうか? 心臓は24時間1度も休むことなく、一生にわたって動き続けなければなりません。この心臓を養う血管が冠動脈なのです。この血管が詰まってしまったら、心筋梗塞となり、詰まった血管に養われていた心臓は死んでしまうのです。血管が細くなって血液の流れが悪くなった状態では胸痛が出現し、これが狭心症といわれるものです。コレステロールだけが悪者にされている傾向がありますが、それ以上にタバコが悪さをしているのはまぎれもない事実なのです。
最近CCUといって心臓専門の救急救命センターが各地にできたので、救命率は以前に比べて上昇しましたが、心臓の病気の怖いところは一瞬のうちに命を奪われてしまうことなのです。

心筋梗塞
(症状)胸痛発作で突発的に出現することが多いが、何らかの症状を示すこともあります。
(診断)心電図、血液検査(心臓の筋肉から放出される酵素)と強烈に強い胸痛で診断はやさしいです。
(治療)不整脈に対する対応が重要です。冠動脈の再開通の治療を行うことのできる施設も多くなってきました。
(予後)死亡の大半は発症後1〜2時間で病院外で不整脈によることが多いです。

狭心症
(症状)一過性の心臓の虚血によるもので狭心痛と呼ぱれ、運動によって誘発されることもあれば、安静にしている時におきる時もあります。心筋梗塞と異なり長時間にわたり、胸痛が続くことはありません。
(診断)発作時の心電図で確定診断が可能ですが、非発作時には心電図に異常は認められません。確定診断のためには負荷をかけた心電図や、24時間継続してとる心電図により診断ができます。
(治療)発作時にニトログリセリンは著効があります。
(予後)心筋梗塞に移行することも多いです。
(大切なこと)
発作の誘発となる原因を除去することが大切です。甲状腺機能尤進症、高血圧、肥満、頻脈、不整脈、貧血などの治療が必要です。心身ともにストレスは発作を誘発しま
すし、寒冷、飲酒なども発作を引き起こすこともあります。
動脈硬化の治療も必要です。
狭心症の原因のほとんどが、冠動脈の硬化によるものです。
高脂血症、喫煙、高血圧、糖尿病、肥満などの除去が必要です。
不整脈
(症状)脈の乱れとして自覚したり、脈を触れると分かります。
(診断)心電図により不整脈の種類が診断できます。
(治療)抗不整脈剤により治療できます。
(予後)不整脈による突然死があります。心筋梗塞に合併すると死亡率が高いです。
(大切なこと)
発作の誘発となる原因を除去することが大切です。
過労、喫煙を避けることが大切です。
日本では、欧米に比して心臓疾患による死亡率が少ないために、あまり注目されていない傾向があります。人口10万人に対して日本では145.6、アメリカ280.1、フランス184.9、イギリス328.3です。しかし、日本では急速に心臓疾患による死亡率の増加傾向があり、肺ガンの上昇と比例しているので、タバコの影響がもっとも大きく疑われ、これからさらに増加の一途をたどるものと思われます。「子供の病気を悪化させるのはあなたのタバコです」の項で示したように、死亡率の増加はガンと心臓疾患で著しいのです。

呼吸器に関する病気

タバコによって、呼吸器の疾患が引き起こされることは簡単に理解できると思います。アメリカには呼吸療法士という専門職があり、米国呼吸療法協会があります。この専門職についている方は、積極的に禁煙に取り組むことができます。
これに反して日本では、外来で医師が患者さんの病状をみて禁煙を指導すると嫌がられたり、不愉快な顔をされることが多々あります。個人のプライバシーの侵害、自由の侵害とでも考えているのでしょうか。タバコをやめる方が薬を飲むよりもずっと効果のある病気でも、薬はありがたがるが、指導には拒絶的な人が多いのも日本の現実です。また日本の医療制度、医療費の体系が患者を指導していくのには不備な点が多いのも現実です。タバコは肺ガンだけとしか結びつけられない短絡思考はどこから生まれたのでしょうか?
入院を必要とされる患者さんでみると、一般の喫煙率を大きく上回ってきます。呼吸器疾患の患者さんの多くが禁煙の指導を受け、禁煙することができた場合には、呼吸機能の低下はゆっくりとなり、延命効果が得られるだけでなく、肺障害が軽度な患者さんでは、肺機能が正常にまで回復する可能性さえ残されているのです。もちろん、患者さんだけの問題ではなく、家族などの喫煙による受動喫煙(間接喫煙)の害も大きいので、特に気管支ぜんそくなどの場合には家族の指導も大切になってきます。
日本では禁煙指導は保険診療の適応が受けられませんし、ニコチンガムも保険適応外の医薬品ですので、禁煙指導はボランティア精神による以外に受け難いのが現実です。病気がかなり進行してからは保険で診療が受けられますが、禁煙による恩恵は初期の病気の方が大きいのです。
慢性気管支炎、肺気腫
慢性気管支炎、肺気腫は慢性閉塞性肺疾患として扱われています。以前にはこの病気の原因として、大気汚染、職業性有害物質への暴露、感染などが挙げられていました。しかし、現在ではその原因が喫煙であることが明らかにされてきました。タバコが有害であるおもな原因は、煙を構成する化学物質が多数あり、その中にはニコチン、タール、一酸化炭素、発ガン物質、刺激物質、まだ特定はされていなくてもまだまだ多数の毒物があり、単独でなく互いに相まって毒力を増していると考えられます。一酸化炭素は、身体に酸素を供給するのを妨げますし、発ガン物質が肺内に蓄積されて肺ガンを引き起こすだけでなく、全身に運ばれて、あらゆる臓器で発ガンの原因に関連していることがわかってきました。刺激物質は、気管支のなかの細い毛の動きを止め(細い毛がほうきのような役割をして肺の中からゴミを掃き出そうと常に動いている)、痰が肺から吐き出せなくなり、細い気管支は痙攣を起こして呼吸困難に陥るのです。喫煙は呼吸器系の影響だけでなく、循環系(心臓、血管)や中枢神経系にも影響が大きく、注意が必要です。
慢性閉塞性肺疾患での主たる原因の80〜90%が、喫煙によるとされています。これらの病気の方は、病気を作っているのは自分自身だということを、よく認識してください。
(症状)労作時息切れ、つまり動いた時に息苦しいことです。
(診断)レントゲン写真、呼吸機能検査(肺活量や1秒間に吐き出せる息の量を検査します)などで診断できます。
(治療)禁煙が第1です。薬物、酸素、呼吸訓練などが追加されます。
(予後)禁煙しないかぎり、進行していきます。
気管支ぜんそく
気管支ぜんそくとタバコの関連についてもよく知られていることです。タバコの本数に比例して、ぜんそくの頻度および程度の悪化、呼吸器感染症の再発、肺機能の低下が起こります。家庭内の喫煙が子供のぜんそくと深い関係があり、気道感染にも影響があります。小児ぜんそくを専門とされる馬場実先生のデータでは、家庭内喫煙と子供のぜんそく発症年齢との関係に強い相関があり、興味深いものです。

図13気管支ぜんそくの発病年齢と家庭内の喫煙者数

図13気管支ぜんそくの発病年齢と家庭内の喫煙者数

 

家庭内に喫煙者がたくさんいればいるほど、低年齢から気管支ぜんそくが起きることが明らかです。子供のぜんそくの原因はダニやほこりだけではありません。タバコが悪さの原因(誘因)となっている子供も多いことでしょう。アトピーなども化学物質が悪さをしていることが知られていますので、無縁ではないかもしれません。アレルギー反応は色々な原因が重なると、どんどん強くなることを知っていて下さい。

上の図13に家庭内喫煙がいかに乳幼児を虐待しているかが示されています。家庭内で喫煙者がたくさんいるほど、低年齢でぜんそくを発病することがよくわかります。乳児突然死と喫煙との関連も証明されつつあり、大人以上に、小さな命には暖かい心で接してあげる必要があることを示しています。「子供のため」ということで指導を受けた両親では、禁煙に成功する頻度が高いといわれています。小児科の医師の努力が期待されます。
禁煙指導が必要か否かは、個人の性格や生き方によっても異なり、半数の人は禁煙のきっかけがあり、ノウハウが分かれば、自分の力だけで可能といわれています。この記事を読んで下さった方の中から禁煙に成功する方が現れると思います。しかしながら、半数くらいの方は自分の力ではどうすることも出来ないのです。しかし、子供の病気は、親にとってはいい禁煙の動機になりますので、ホタル族にならずに、きちんとした禁煙に向けて努力しましょう。ちなみにタバコを吸う医者は、禁煙指導に懐疑的ですし、実際に指導を行うことも少ないようです。
(症状)気管支の収縮による発作的な呼吸困難です。
(診断)薬物の効果をみるためにも発作時の呼吸の状態を測定することがあります。
(治療)薬物療法が中心ですが、患者自身が喫煙者でなく、家族が喫煙者である可能性が高く、家族を含めた治療が必要になります。
(予後)原因が取り除けるか、で経過が異なります。

消化器に関する病気(胃、十二指腸)

消化器に関する病気は食事、ストレスとの関連、最近ではヘリコバクテリアという細菌の感染に注目がいっており、タバコとの関連はあまり注目されていないと思われます。空腹時にタバコを吸って胃の透視をすると、胃の蠕動(ぜんどう)が高まり、胃がのたうち回る様子がよくわかります。蠕動の亢進だけでなく、胃酸も大量に放出されます。もちろん末梢の血管を造影してみると、血管が収縮する様子がよくわかります。最近の生活は夜ふかしをして、朝ご飯は抜きでタバコをたくさん吸って、満員電車で仕事に出かけ、ストレスにさらされて、コーヒーを飲んで……こんなに胃に過酷な生活をしている人も少なくないことでしょう。脂汗を流して、救急車でお腹が痛いと飛び込んでくる人にはこんな生活をしている人が目立ちます。
みぞおちが痛い(お腹が空いた時でも、食べたすぐ後でも)、肩こりが激しい、肩甲骨(貝殻骨)の内側が重い、痛いなどの症状のある方、タバコを吸い過ぎていませんか?

胃、十二指腸潰瘍
みぞおちが痛い、背中が張る、吐き気がする、お腹が張る、食欲がなくなる、などの症状で気が付きやすい病気です。出血すると血を吐いたり(どす黒いレバーのような感じになります)、下痢便が真っ黒(のりの佃煮やコールタールのような感じで臭く、重い感じがします)だったりするときは、緊急に治療を必要とします。昔と異なりほとんどの場合には手術はしないでも、内視鏡(胃カメラ)や薬で治すことができるようになりました。
(症状)腹痛、嘔吐、吐き気、下痢など。
(診断)胃透視、胃カメラなどで容易。
(治療)ほとんどの場合には薬物で治る。アルコール、タバコが問題であるケースも多い。
(予後)良好。
慢性萎縮性胃炎
ストレスの多い生活を余儀なくされており、心理的な影響から消化器には多くの症状が現れることが知られています。
便秘や下痢を繰り返したり、上腹部に異常を訴える人では神経症的なニュアンスが強いことも多々あります。精神的ストレスの除去、食生活の改善、痛み止めなどの薬の乱用を止めるなどの他に、禁煙、節酒が大事であることはいうまでもありません。
(症状)上腹部の不定愁訴(腹痛、不快感、胸やけ、悪心、嘔吐など)。
(診断)胃透視、胃カメラ。
(治療)薬、ストレス解除、食事療法、禁煙、節酒。
(予後)心身医学的治療を必要とすることもある(心の問題も大きい)。

赤ちゃんへの影響(妊娠、出産、胎児)不妊症

タバコの赤ちゃんへ及ぼす影響はどんなものがあるのでしょうか。
早産、自然流産
胎児の出生体重の低下
妊娠合併症
言語発育障害
などがよく知られています。
「胎児性タバコ症候群」とされています。
妊婦が喫煙すると、上述のリスクが非喫煙者に比べると1.5から2倍に高まることが知られています。どうしてこんなことが起きるかというと、ニコチンが血管を収縮させて子宮の血液の流れが減少します。このため胎児に充分な酸素や栄養がが供給できなくなるのです。さらに一酸化炭素は、酸素を運ぶヘモグロビンと強く結びついて酸素が運び難くなるため、胎児は低酸素状態に置かれることになるのです。また胎盤も低酸素のために老化を起こしやすくなり、流産、早産、胎盤早期剥離などを起こしやすくなると考えられています。
産婦人科では比較的禁煙指導が成功しやすい環境にあります。日本では女性の喫煙率は15%程度で低いのですが、実際には妊娠年齢の若い女性の喫煙率は高く、禁煙指導が非常に大切となってきています。タバコを吸う女性の3分の1は結婚を機に、3分の1は妊娠を機に禁煙ができます。残りの3分の1が問題になるわけです。禁煙がストレスとなる妊婦も多く、家庭内の問題など他の因子も介在しており、タバコを吸い始める前からの教育の必要性が感じられます。
タバコは女性の妊娠、出産に関わるだけでなく、男性の精子にも影響があることが明らかになってきています。不妊症の3分のIは男性が原因といわれています。タバコが不妊に男女ともに影響があることは容易に想像できると思います。
精子は分裂を繰り返し盛んに作られている活発な細胞です。活発な細胞ほど酸素をたくさん必要とします。タバコは酸素濃度を下げますので脳細胞と同じように酸素不足に陥っているのです。胎児への影響をいう前に、胎児に到達することすらできないのです。不妊治療に関わる方より、男性に禁煙させるだけで、禁煙前と禁煙後では精子の勢いが全く異なることはよく経験することだと伺いました。精子は簡単に顕微鏡でみることができますので、タバコの害の証明には最適な細胞かもしれません。不妊症のカップルにたいしては、経験にもとづき禁煙を勧めているとのことでした。

動脈硬化とリスクファクター

動脈硬化症という名前を聞いたことのない人はほとんどいないと思われます。その原因はコレステロールと考えている人がほとんどなのではないでしょうか。動脈硬化症のリスクファクターを挙げてみると、
高血圧
高脂血症(高コレステロール血症)
喫煙
糖尿病
肥満
痛風
その他に運動不足、ストレス過剰、食品の偏りなどの不適切なライフ・スタイルが挙げられます。
動脈硬化には、加齢に基づく生理的な動脈硬化と、種々のリスクファクターの集積によって起こる病的な動脈硬化とに分けられます。加齢に基づく生理的な動脈硬化は、一種の老化現象で、これは予防も治療も困難であります。種々のリスクファクターの集積は積極的に除去することが大切です。リスクファクターのうち、高血圧、高脂血症(高コレステロール血症)、糖尿病、痛風については医師の指導が受けられますが、喫煙についてはほとんど指導を受けていないのではないでしょうか。
フラミンガム研究として知られている高血圧、コレステロール、糖尿病、心臓肥大が存在する場合の喫煙との関係について、狭心症、心筋梗塞の頻度で比較したものを図14に示しました。高血圧、高脂血症(高コレステロール血症)、糖尿病、痛風については食事と密接に関係しており、最近では健康志向のブームで次第に知識レベルは向上してきているように見受けられます。一方ではストレス過剰のためか、若年者の喫煙率は年々増加しています。特に若年女性の喫煙は、日本の将来のためにも非常に不安なことです。

喫煙習慣が心筋梗塞死亡におよぼす影響

喫煙習慣が心筋梗塞死亡におよぼす影響

アルコールとたばこの循環器病への影響

アルコールとたばこの循環器病への影響

図から明らかなように、喫煙の習慣が取り除かれれば、高血圧や糖尿病の治療をしたのと同程度の、心臓の病気の減少が得られることはよく認識するべきでしょう。高脂血症(高コレステロール血症)、糖尿病などがある人では、喫煙は動脈硬化の進展を加速するので注意が必要です。さらに、家族性高コレステロール血症や若年性糖尿病などでは、禁煙は絶対に必要であることを強調しておきたいと思います。若年者の動脈硬化の程度を、交通事故で死亡した人で研究したデータがあります(図15)↓

図15 動脈硬化に及ぼす加齢と喫煙の関係

図15 動脈硬化に及ぼす加齢と喫煙の関係

動脈硬化の程度は、喫煙の指標となるチオシアニン濃度と比例しています。喫煙者では、非喫煙者の4倍の動脈硬化の指数の増加が認められています。非喫煙者で年齢が5年経っても、この指数は3倍程度に上昇するにすぎませんが、喫煙だけでも、同世代の人よりも6.6歳分余分な年をとったことになります。この図の簡単な見方は20歳からタバコを始めた場合、40歳では50歳の人の動脈硬化が認められ、50代半ばですでに70歳以上の血管ということになります。例えば40歳でタバコがやめられれば、上向きのカーブは修正され、本来の年齢より5〜7年ほど年をとった血管ということができます。これは心筋梗塞などの心臓の病気だけでなく、脳血管も同様に変化するので脳出血、脳梗塞、痴呆にも関係することをよく知っておいてください。
またアメリカの禁煙の取り組みによって、急速に死亡率の低下が勝ちとられたものがあります。肺ガンの減少には時間がかかります。しかし、心血管系の場合には効果が早くに現れます。図16↓に禁煙の取り組みにより、心血管系の死亡率が激減したことを示しています。心血管系の疾患以外の死亡率は横這いですが、タバコと心血管系の疾患との関連がよく示されていると思われます。日本では過労死が騒がれていますが、労働時間だけでなく、タバコの量、本人だけでなく、職場環境も含めて検討する必要があるように思われます。

図16 アメリカでの疾患別死亡率の変化

図16 アメリカでの疾患別死亡率の変化

冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)の3大リスク・ファクターである高血圧、高脂血症、喫煙を低下させるための運動に国を挙げて取り組んだことによる成果としてこの図があります。アメリカは、くしくも女性の肺ガンの上昇と喫煙率の上昇という有り難くないデータを世界に供給してしまいました。しかし、アメリカの死亡原因で最も問題となる冠動脈疾患で禁煙による優秀な成績を残すことができました。図8の日本のガン、心臓疾患の死亡率の上昇はタバコの売り上げと関連が深いと思いますが、いかがでしょうか? アメリカにせよイギリスにせよ、国家規模の取り組みであることを明記したいと思います。国が禁煙に向けた製薬会社の取り組みを妨害するようなことがあってはいけない、と思うのですが、いかがですか。

血管障害

慢性動脈閉塞性症
歩いていると突然に歩けなくなる病気をご存じでしょうか
(間欠性敢行)。慢性動脈閉塞性症は、閉塞性動脈硬化症と閉塞性血栓血管炎(バージャー病)とがあります。青壮年の男子に発生するバージャー病は喫煙がその発症に深く関わっていることがよく知られています。閉塞性動脈硬化症も心臓疾患や高血圧などで触れているように、タバコと深い間係にあります。これらの治療には禁煙が前提となることをよく知っておいてほしいのです。
(症状)蒼白、チアノーゼ、冷感、政行(足をひきずること)
(治療)禁煙が前提で薬物療法、手術療法がある。
糖尿病に伴う微小血管障害の悪化
糖尿病の怖い点は、全身の微小血管をくまなく障害することです。そのなかでも代表的なものが目、腎臓、末梢血管(手足のしびれ)の三つです。タバコは糖尿病に伴う微小血管障害の悪化を助ける最たるものです。糖尿病で喫煙者の数がほとんど変わらないということは、タバコの害を認識している糖尿病患者さんが極めて少ないということではないでしょうか。糖尿病では動脈硬化が若年から進行するとされていますし、心筋梗塞が多いことも、脳梗塞が多いことも、さらに慢性閉塞性動脈硬化症がおこり進行しやすいこともよく知られています。さらに糖尿病では高血圧、肥満や高脂血症の合併もきわめて多く、これらの因子の合併は、喫煙が加わることにより心筋梗塞などの危険率を信じられないくらいに上昇させてしまいます。

喫煙状況別にみた糖尿病の発症リスク

喫煙状況別にみた糖尿病の発症リスク

 

上の図は糖尿病の有無と喫煙の影響について示しています。

糖尿病性網膜症
糖尿病で目が見えなくなることは、古くからよく知られています。眼底出血を繰り返すうちに視力を失ってしまうのです。目の症状から糖尿病が発見されることもあります。糖尿病では、のどの渇き、おしっこが多くなることで気づかれることが多いですが、場合によってはかなり長期に放置されており、体重減少や視力障害で発見されることもあります。飽食の時代で40歳以上では10人に1人の割合で糖尿病がいるといわれています。初期の糖尿病では、食事療法と運動療法だけでも血糖値がコントロールされ、病気の進行をくい止めることが可能です。病気が進むと経口糖尿病薬を飲んだり、インシュリンの注射が必要となってきますが、食事療法と運動療法は基本となる治療法であり、経口糖尿病薬を飲んだりインシュリンの注射を始めてもきちんと継続することが絶対に必要です。生まれながらに目の見えない人よりも、途中で視力を失った人の方が精神的な苦痛が大きいといわれています。糖尿病性網膜症は個人の努力が最も予後に影響します。定期的に眼底検査を受けて、出血の危険の高い場所を光凝固することで、以前に比して治療の成績は格段によくなっています。
次の糖尿病性腎臓障害にも記すように、タバコが微小血管に及ぼす影響はとても大きく、禁煙だけでも失明の危険性は大きく減少することを認識しましょう。

糖尿病性腎臓障害
糖尿病による腎臓障害の予防のための対策として、血糖値のコントロール、血圧のコントロール、蛋白質の摂取制限、高脂血症の改善に加えて、禁煙が大切です。 30歳以降に発病したインシュリン依存性の糖尿病患者で、喫煙者ではタバコを吸わない人と比べて1.2倍の頻度で蛋白尿が発生すると平井法博先生は報告しています。
(症状)蛋白尿、浮腫(むくみ)、高血圧、腎不全(尿毒症)
(治療)最後には人工透析が必要となります。何時間も機械に縛りつけられることになります。

老人性円板状黄斑変性症(視力喪失)
失明の原因として、白内障、緑内障、糖尿病性網膜症は比較的有名なので名前は聞いたことがあると思いますが、加齢性(老人性)円板状黄斑変性という名前はあまり聞いたことがないと思われます。これは中高年で発病し、重い視力障害を起こす病気です。
日本では1980年頃から注目されるようになってきました。視野の真ん中に暗い部分ができたり、物がゆがんで見えたりして、そして次第に視力が落ちてきます。早期に眼底検査で病変を発見してレーザー治療を行う必要があります。
岡山大学の研究では、円板状黄斑変性と喫煙とが関係が深いことが証明されました。
1日あたりの喫煙本数と喫煙年数を掛けた喫煙係数と円板状黄斑変性の重症度が比例し、喫煙係数の高いほど失明などに至る確率が高く、発症後でも早期にタバコをやめることにより、悪化する例が少なくなることも明らかにされています。
高血圧
高血圧の場合には食事の際に減塩に気をつけている方はたくさんいると思われます。飲酒や喫煙が血圧に影響があることを承知して、制限している人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
滋賀医大の研究によると、日本酒2合のグループに日本酒1合に制限してもらうと、血圧の低下が認められています。日本酒に換算して3合以上を毎日飲んでいると血圧が上昇することは確かなようです。
横浜市立大学の研究では、タバコが血圧を上げている時間はそう長くはないが、1時間おきに吸っていれば、目が覚めている間は常に血圧は高い状態になると警告しています。とくに高血圧の家系では、タバコによる血圧の上昇が、そうでない家系に比べて2倍以上の血圧上昇が認められ、なおかつ1時間後での血圧の戻りも半分以下となります。遺伝的に高血圧の可能性のある人では、喫煙が普通の人に比して危険度を増すことを知っておいてください。タバコは動脈硬化を促進させるが、それが心筋梗塞や脳梗塞のリスクにつながります。またタバコは、交感神経の緊張を引き起こし、心臓の動きが早まり、血管は収縮して血液の流れは悪くなります。タバコは身体を悪い循環にどんどんと引きずり込んでいくことになります。

喫煙者の脳血管障害リスク

「メディカルトリビューン」誌(1996年4月11日号)によれば、喫煙者の脳血管障害リスクは、禁煙しても20年は低下しないと述べています。これは20年以上禁煙できれば、危険性は非喫煙者(正常対照)と同じまで低下するという意味です。ビベス博士の1959〜1994年の男性の双子の16,000人について比較検討した結果です。 1994年の時点で脳血管障害を発症、または脳血管障害で死亡したケースを調べたところ、非喫煙者で4.2%、禁煙者で6.5%、喫煙者で7.3%とタバコの害は証明できています。なぜ禁煙者でも喫煙者に近い成績がでたかが問題となります。禁煙者で禁煙期間の違いによる発症、死亡の比率を再度検討してみると、禁煙後10年未満では8%、11〜20年で6.5%、20年を越すと5.3%にまで減少して正常のグループに近づくことがわかります。それでも、喫煙歴を持たない人と比べると、依然としてリスクは4.2%と5.3%の違いがあり、危険度は高いことがわかります。
これは喫煙者が禁煙しても意味がないということではなく、禁煙してもその効果が出てくるまでには10年以上かかるということであり、禁煙が最も安い脳血管障害の予防法であることを証明したものである、と指摘しています。確かに患者さんの喫煙行動をみると、一般の喫煙率よりほとんどの疾患で高い印象をうけます。アメリカでもアダムス博士は脳血管障害患者の40%は喫煙者であると報告しており、アメリカの喫煙率25.7%と比べても高いことがわかります。
日本では脳血管障害後の痴呆症が圧倒的に多く、アメリカのようにアルツハイマー病は多くはありません。タバコは末梢血管に対しても強い障害作用がありますので、狭心症や心筋梗塞だけでなく痴呆症にも影響は大きいと思われます。
タバコとガンの関係にばかり目を奪われていると、身近なボケの問題を忘れてしまいがちです。日本以外の先進国でなぜ禁煙活動が盛んなのかは、タバコについて少しでも勉強すればすぐに分かることでしょう。
脳梗塞の危険因子としては糖尿病、高コレステロール血症、運動不足、高血圧、タバコが挙げられます。女性ではタバコと同様に避妊ピルに危険度の上昇作用があります。特にタバコと避妊ピルを同時に用いると危険度はますます大きくなることに注意してほしいものです。

ニコチン依存症、急性ニコチン中毒

ニコチン依存症
ニコチン依存症は、WHO(世界保健機関)の疾患分類の中では精神障害の中に分類されています。日本の厚生省は、ニコチン依存症は病気とは認識されない、と世界の常識とは異なる見解を示しています。確かに覚醒剤中毒、アルコール中毒などと比べると社会的な異常行動は認められないが、本人の健康障害の問題に留まらず、周囲への健康障害という社会悪としては認めることがでできるかもしれません。
禁煙に真剣に取り組む医師からは、ニコチンという薬物の中毒症状に対する認識が甘いという非難の声があがるのも当然のことです。ニコチンガムを保険薬として認可しなかった厚生省の言い分としては次のように伝えられています。
「ニコチンという毒物で症状を緩和するというのは保険対象とはなり得ない。ニコチン依存症は病気とは認識されていない。ニコレットは予防薬的側面が強く、ワクチンなどと同種のもの」。厚生省は予防的側面が強いというが、現場の医師の次のような声も無視できません。
「どうしても禁煙が必要な患者で、禁煙指導などを行ってもタバコをやめられない患者にとっては、最終手段として重要な治療薬である」
これと逆の解釈としては、保険適応外でこれを納得していない人には処方ができないために、本気で禁煙をしたいという意志のある人のみに投与され、禁煙指導も行わないで処方することはなくなり、使用する医師の数が限られ、意味のない使われかたは防げるという意見もあります。これは裏を返せば、医師がタバコが健康障害と関連していることを承知していても、わずらわしさを避けてその旨を伝えないことにもなり得ます。いずれにしても、日本では本人または周囲の人が問題意識を持たない限り、ニコチン依存症は治せないことになります。
ニコチン依存症は立派な慢性の病気です。同じニコチンでも急性中毒は厚生省も病気として扱ってくれており、保険診療として医療費を請求することができます。窓口で支払うお金も1割あるいは3割、場合によってはただとなります。安いからといってこの病気に好んでなる人はいません。

急性ニコチン中毒(タバコ中毒)
急性ニコチン中毒の被害者は赤ん坊がほとんどです。いわゆるタバコ中毒(Tabacoo Poisoning)です。 Poisonとは毒、毒薬の意味です。(タバコ)イコール(毒)と認めているようなものです。タバコ中毒は乳幼児に多い事故ですので、この名前を間いたことのない人はほとんどいないでしょう。
(症状)軽症では吐き気、嘔吐(胃の内容物を吐き出す)、腹痛(小さな子では機嫌が悪くなる)、流泥(よだれを流すこと)、下痢などの消化器の症状が中心となります。この症状は誤って飲み込んでから30分から2時間で起きるものです。タバコの誤食に気付いた場合には口の中をよくすすぐことが大切です。ニコチンは口の粘膜からよく吸収されます。これが、ニコチンガムがタバコの代わりができるゆえんです。初期の興奮状態から次第に抑制状態に移行し、重症例では呼吸麻揮、意識障害、けいれんなどの命を脅かす症状まで出現し得るのです。
症状の持続時間は軽症例で2〜4時間、重症例で48〜72時間と、飲み込んだ量によって症状の重篤度も持続時間も異なります。
(治療)家庭でできるのは、口腔内をよくすすぐことです。
嘔吐できれば嘔吐するのがいいが、下手に嘔吐させると窒息させることもあるので無理をしてはいけません。一般には飲み込んだ量が特定できることは少ないです。 1本以下では経過観察で充分なことが多いですが、子供では変化が激しいので、危険を感じたら病院を受診するようにしてください。治療もニコチンに桔抗して効果を示す薬剤はなく、すべて出てきた症状に対して対症療法ができるに過ぎないのです。また大人にある事故では、飲みかけの缶ジュースなどに吸殻を入れられたのに気付かず一気に飲み干してしまい、一気に血中ニコチン濃度が上昇し、ショック症状を呈して病院に運び込まれることもあります。
たかがタバコ、とは侮れません。
タバコのもう一つの怖い牙は火災による人災、自然破壊でしょう。山林火災の多くが人災であり、その多くがタバコの火の不始末でしょう。これはどのくらいの火事が、タバコが原因かは特定が難しいと思います。これが家でのタバコの火の不始末の場合には、家が焼け落ちるだけならば、本人の家だけなら自由かもしれません。しかし日本の住宅事情を考えれば、隣家への延焼は避けられず、この責任は大きいものです。物質的なものならば、再興することは可能だが、一度失われた尊い命は2度とは戻ってはきません。もし、命を奪われなかったとしても火傷で苦しめられるのは、多くの場合小さな子供やお年寄りであることを心の奥に銘記しておいてほしいものです。火傷もタバコと健康で触れるべきなのかもしれませんが、火傷も広範囲にわたる場合には死ぬ確率の高いことを強調して、ここでは特に病気としての記述は省略します。

タバコと活性酸素(死亡率と喫煙開始年齢)

人の身体は外から入って来た物を自分とは違う物だ、と認識してこれを追い出す力を持っています。この強力な力を発揮するのが、血液の中にいる白血球です。赤血球と白血球は沈殿したときの色の違いで名付けられましたが、赤血球は主に酸素を運ぶ役割を果たしていますし、白血球は前に述べたように異物を除去するために働きます。白血球にも異物を食べる力の強い単球、活性酸素を放出し炎症所見を強く生じさせる多形核白血球(好中球)、抗体の産生に関係するリンパ球、アレルギーに関係する好酸球など色々な種類があります。
組織の中にもマクロファージといってゴミを強力に掃除する細胞が存在します。単球、多形核白血球(好中球)、マクロファージなどが活性酸素を放出し異物を取り除きますが、これが多すぎると自分自身も傷つけてしまうのです。体内で大量に活性酸素を産生させる物質として、窒素酸化物が知られています。よく騒がれていますのでご存じと思いますが、自動車の排気ガス、公害で名高いコンビナートなどの煙突から吐き出される煙にたくさん含まれています。窒素酸化物は発ガン物質としてよく知られています。タバコだけが悪いのではなく、これらの大気汚染も肺ガンの増加、花粉症の増加、気管支ぜんそくの増加、アトピー性皮膚炎の増加などに大きくかかわっています。
昔は感染症が命取りの病気でした。白血球の力が弱ければすぐに外からの細菌(ばい菌)に倒されてしまいました。いまでは抗生物質などで比較的簡単にこれらの細菌を退治してしまうので、昔よりは有効に使われている活性酸素は減ってきているかもしれません。現在では飽食の時代を反映して、動脈硬化をはじめとして、過剰に産生された活性酸素をどうやって取り除くのかが熱心に研究されてきています。
それではタバコはどうやって肺ガンを引き起こさせるのでしょうか。タバコに含まれる発ガン物質はたくさんありますが、そのうちのタールを取り上げてみましょう。肺の中に吸い込まれていったタールは肺の奥深くの小部屋の中まで到達して(肺をぶどうに例えれば、各々の実の部分で酸素の受け渡しをしています)、その壁に付きます。そこに単球、多形核白血球(好中球)、肺胞マクロファージなどが寄ってきてこれを盛んに食べますが、その際に大量の活性酸素を放出します。異物を取りのぞこうとしますが、タールはなかなか取りのぞけません。更に大量の活性酸素を放出し、この時に同時に自分の肺も傷つけてしまうのです。イギリスで煙突を掃除する人に陰嚢ガンが多かったのも、タールを兎の耳に塗り続けてガンを作ったのも皆同じ理由です。肺の壁に毎日発ガン物質を塗り続けて発ガン実験を行っていることになります。大気汚染から逃れることはかなり難しいことです。タバコの煙からは逃れることは可能なことなのです。
そのほかに発ガンの原因となる化学物質についても触れておきましょう。これらも同じように活性酸素を大量に生体内に放出します。農薬、とくに除草剤が有名ですが、ベトナム戦争で有名になったように、胎児に対する影響も非常に大きいものです。除草剤を用いた自殺、事故ではほとんどの場合に1週間以内に死亡してしまいますが、死に至るまでの苦しみは本人だけでなく、見ている人にとっても最高に苦しいものです。大量の活性酸素の放出により全身くまなく障害を受けます。殺虫剤、抗ガン剤なども発ガンの原因となります。水道水に含まれる残留消毒薬も、プールの消毒薬も長期大量に曝されると少なからず影響があることでしょう。オゾン層の破壊により紫外線を強く浴びることによる発ガン、放射線による発ガンなどもあります。
発ガン物質も、同時に発ガン物質を除去できる物質と同時に取れれば、発ガンの度合いは減弱できます。食事による発ガン物質の摂取は、他の食物により発ガン性が減弱されてきていることは色々な研究でわかってきました(たとえば食物繊維、ビタミンなど)。残念ながらタバコの発ガン性を減弱させる物質はいまのところ発見されていません(緑黄色野菜により僅かに減弱)。
ハモンドのデータを示しましょう。 1日の喫煙本数および喫煙開始年齢と死亡率との関係について図17に示しました。

図17喫煙開始年齢からみた死亡率

図17喫煙開始年齢からみた死亡率

喫煙を開始した年齢が若いほど、喫煙本数が多いほど、死亡率は高くなります。天寿を全うしたければ、若いうちからタバコから遠ざかることが大切です。たとえ今まで喫煙していたとしても、禁煙によって、多くの病気が10〜15年で逃げていくことを知ってください。

非喫煙者を1とすると、若くからタバコを吸い続けていると死亡率は2倍以上になってしまうのです。天寿を全うしたければ、若年からの喫煙はやめさせる必要があります。タバコと健康の関係については、学校教育のなかでも取り入れていく必要性の高いものと考えられます。

受動喫煙

タバコの煙はタバコを吸っている人だけを傷つけているのではないことは、ここまで読まれてこられた方はよくおわかりいただけたと思います。受動喫煙(間接喫煙)の被害についてのパークル博士の研究報告についてここで触れてみましょう。
非喫煙者の88%でニコチンが検出されています。家庭内や職場に喫煙者がいると、タバコを吸わない人でも92%がニコチンを吸い込んでいることが明らかにされました。この研究で注目する必要があるのが、年齢と血液中のニコチン濃度との関連です。
17歳以上   0.2  ナノグラム
12〜16歳   0.254 ナノグラム
4〜11歳   0.3  ナノグラム
と報告しています。
年齢が下がるに従って被害を強く受けていることがわかります。胎児、乳児の病気との関連についてもさらなる検討が必要と思われます。妊産婦、授乳中の母親の喫煙については周囲からの注意、援助が必要であることを痛感させられるデータです。
日本では女性の喫煙率は低いのですが、若年者の喫煙率はかなり高くなってきています。欧米では女性の職場進出と女性の喫煙率の上昇が比例関係にありました。日本でも働く女性の増加と結婚、出産の高年鹸化の傾向がありますので、少なからず出産、育児でタバコの有害作用を受ける子供が増えてくると思われます。この問題については、真剣に禁煙指導を行っていく必要があります。産婦人科での禁煙指導だけでなく、学校教育の中での禁煙指導が望まれます。

乳児突然死

なんの理由かわからずに突然赤ん坊が死んでしまう怖い病気に乳児突然死症候群というのがあります。原因はまだ特定されていませんし、この中には原因の異なる複数の病気が含まれていると考えられます。頭の形を整えるためとして一時流行した「うつ伏せ寝」が原因といわれたこともありました。
アメリカの医学雑誌からこの乳児突然死症候群とタバコの関係についての論文を紹介いたしましょう。 Milerad は1993年に乳児突然死症候群のリスクと大脳の発達とが関連しており、タバコに曝されることによる低酸素状態が大脳の発達に影響して、乳児突然死症候群の危険性を増大させると示唆しました。
Klonoff-Cohenらによると、タバコを吸う母親の母乳を介して乳児が受動喫煙となるために、乳児突然死症候群の頻度が上昇すると報告しています。もちろん、母乳を介してだけでなく、乳児と同じ部屋での喫煙による室内の空気の汚染によっても影響されているので、母乳が危険ということではありません。乳児はこの程度の環境汚染によっても死に至るほどに影響されることを強調したいのです。パークルらの、非喫煙者の受動喫煙による血液中のニコチン量は、年齢が下がるにしたがって増える傾向がある、との報告を考えますと、母乳だけでなく空気からのダブルパンチというべきでしょう。

 
禁煙治療薬チャンピックスの注文は、こちら→お薬館

 - 禁煙